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​2017.3.17

​TSURUMIこどもホスピス見学

【活動報告】

【支部合同企画・こどもホスピス見学】
看護学生団体ION-east、看護学生団体ION-north、看護学生団体ION-westの三支部合同で大阪にあるTSURUMIこどもホスピスを見学してきました。
TSURUMIこどもホスピスは日本初の医療機関に併設されないコミュニティ型こどもホスピスで、運営は全て寄付などによる慈善事業です。

以下TSURUMIこどもホスピス様のWebサイトより抜粋。

”TSURUMIこどもホスピスは、命を脅かされたこどもの学び、遊び、ふれあい、やってみたいと思うことを叶え、その子の成長を支える場所。きょうだいや家族がつらいときや悲しいときに支えが得られ、自由に休める場所。たとえ、どんな病気になっても、同世代の子どもたちと同じ経験を生きる時間を大切にしたいー。TCHはそんな病気のこどもと家族にとっての「LIVE DEEP(深く生きる)」を支える、もう一つのお家です。
TSURUMI こどもホスピス(TCH)は、英国の「ヘレン&ダグラスハウス」の理念に共感して作られた日本初のコミュニティ型子ども向けホスピスです。

私たちが対象とする子どもは「命を脅かされる病気(LTC)」の子どもを中心に難病の子どもたち自身の成長を持続的に支援する機能と、家族の看護負担を軽減し、リフレッシュするレスパイトケアの機能を併せ持っています。

子どもの病気の状態や成長段階が多様で、たとえ同じ病名でもそれぞれの症状は多様です。安定しているときもあれば、不安定のときもあり、極めて短い命のときもあります。そういった背景であるため、私たちの子どもホスピスは、平準化されたプログラムが不向きであり、かなり個別な内容を提供していく、彼らにとっての「第2のわが家」であろうとしています。

安心で安全が保障された環境の中で、難病児たちとその家族が心から寛げるよう、医療・教育・保育の専門家を中心とした有給スタッフやボランティアによって運営します。また、広場やハウスの一部を「あそび創造広場」として広く市民に開放し、難病児が一般の子どもとともに遊び、その家族が地域住民と日常的に触れ合う地域交流の拠点として地域全体で難病児と家族を支える基盤となります。”

TSURUMIこどもホスピスwebサイト
http://www.childrenshospice.jp/

内部には走り回れるような大きな部屋や、おもちゃがたくさんある部屋、家族で宿泊する部屋や共有用のキッチンやダイニングがあります。また建物は中庭を囲むように作られており、すべての部屋から緑の茂る中庭が見え、また光も差し込みます。それ以外にも、施設内に医療設備はなく、スタッフには看護師もいるものの処置やケアは行わず家族が行うとのことです。

「病院ではなく家である」このホスピスの基本方針の一つを体現する作りになっていました

見学中やスタッフ様からのお話を聞いていて思ったのは、ここには当たり前の自由があることです。家族と過ごすこと、外に出て遊ぶこと、日差しを浴びること、同年代の友達と過ごすことなど、今の病院ではなかなか叶えられなかった当たり前がここでは実現されているように思えました。

以下、参加したバイタルからの感想の抜粋です。
「明るい、やさしい、やわらかいという雰囲気だった。おもちゃがたくさんあり、遊んだり好きなことをする空間だった。」
「保護者や兄弟は第二の患者。本人だけでなく家族の気持ちも理解し支えるのがスタッフであるという話があった。将来看護師として関わる時に忘れてはならない。」
「看護師になってから、病棟でのケアでは本人や家族にとって足りない部分があることを忘れず、そこを埋められる場所を調べておき、提案できるようにしたい。」

TSURUMIこどもホスピス様Webサイト
http://www.childrenshospice.jp

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