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最先端で活躍する人から学ぶ、"看護"とは?

新入生歓迎会を含めて早くも3回目のイベントとなる、「最先端で活躍する人から学ぶ“看護”とは?」を2015年5月10日に開催しました。

 

今回はおしゃれな街、恵比寿に約25名の方が集まりました。看護はもちろん、様々な分野の学生や看護師の参加者がいらっしゃいました。5月12日の看護の日にちなみ、今一度看護について考え、講師の方のお話から看護について深めました。

 

まずは、イベントの主催者である看護学生団体ION代表の上原による代表挨拶と団体紹介により始まり、 アイスブレイキングをしました。アイスブレイキングは自己紹介も含め、今現在参加者がもっている“看護”のイメージを共有しました。最初は知らない人たちの中で硬い表情だった参加者も、共有することで打ち解けたようでした。

 

 

今回は2人の講師の方にご講演していただきました。1人目は現国際看護師協会第一副会長の金井 Pak雅子先生です。看護とは生活力であり、看(手をかざしてよく見る)護(まもる)ことから見守る、介抱することで、3つの Hのトライアングルを大切にしないといけない、それはHand(手)、Head(頭)、Heart(心)であり、それぞれが三角形の辺に例えられていました。その3つのHが同じレベルでバランスをとり、正三角形を作っているということ。そのどれ一つの技術、知識、気持ちが劣って直角三角形になってしまったら看護は確実に成立しないというものでした。そして最後に、先生は看護というものは病気をしている人に限らず、健康な人も含んで全ての人に関わっていけるものであり、人の生活にとても密接しているというお話をいただきました。

 

2人目は、東京大学大学院精神保健学分野客員研究員の窪田和巳さんです。窪田さんが考える“看護”とは、「プロとしての思考と行動をもって、当事者の社会生活を最適化すること」というものでした。相手への優しさや思いやりが看護の専門性を高めていくということを、窪田さんの経験を元にお話してくださいました。また、現在の社会での看護は看護の分野で研究することで技術や知識を高めていくことではなく、他医療分野やそれ以上に他分野との情報共有や共同作業、つながりを大切にすることが大切だということを、実際にあった経験を元にしたビデオを見せていただきました。今回の例では運送業の配達業務をつかい、限界集落などで暮らす高齢者への訪問などをするという試みを知ることができました。

このご講演がおわり、夜は学生同士、食事を囲みながら医療のことや看護のことでの話などで盛り上がり、イベントを終了することができました。

 

最後に、講演を快く引き受けてくださった金井先生、窪田さん、今回のイベントに参加してくださった皆様、場所を提供してくださった企業様、本当にありがとうございました。今後とも看護学生団体IONをよろしくお願いいたします。

文責:福井信 投稿&修正:上原寛子

 

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